FSK用RTTYインターフェース

FSK用のRTTYインターフェースは以前製作したが、どうも動作しなかったため諦めてUSBケーブル1本でAFSK運用を行ってきた。
FSK用インターフェースが動作しなかったのは、わざわざ購入したBuffaloのUSB-RS232C変換器が原因と思われる。
CQ誌3月号に、USBシリアル変換モジュールを使用したAFSK用インターフェースの製作記事が掲載されていたので、「これなら使える!」と思ってFSK用インターフェースを作ってみた。
CQ誌の記事ではUSBシリアル変換モジュールはPTTとPCからのCWキーイングに使用しており、RTTYデータは音声でリグに入力している。
一方今回製作したものはPCからのCWキーイング機能はなしとし、RTTYのキーイングとPTTにUSBシリアル変換モジュールを利用する。
また、CQ誌の記事ではトランジスタを使用しているが、ここに記載するものはフォトカプラを使用した。
音声ラインにセパレートトランスを挿入した製作例をよく見かけるが、面倒なので省略した。
回路図は次の通り。

FSK用RTTYインターフェース2_160229

実際の実装は、USBシリアル変換モジュールのUSBコネクタがケースにあけた穴にフィットするように位置を調整して、ユニバーサル基板にモジュールを両面テープで貼りつける。
これだけではUSBの抜き差しで剥がれてしまいそうなので、モジュールのGND端子とユニバーサル基板を銅線を使ってはんだ付けして補強する。
DINコネクタはケースの隙間にちょうど収まった。
LEDはブラケット入りのものしか手持ちがなかったが、点灯状況を常時監視する必要もないので外部には出していない。

s-P1160164.jpg

s-P1160162.jpg

s-P1160163.jpg

リグとインターフェースを接続するDINケーブルは、芯線の数や太さなどの面で使い勝手の良いシールド線がなかなか見付からないので自作した。
ビニール線と同軸の外部導体(編線)と熱収縮チューブで意外にうまく作ることができた。

s-P1160152.jpg

さて、インターフェースの製作が完了すると、最初にすべきことはPCへのドライバのインストール。
ドライバはFTDI Chipの下記URLからダウンロードする。
http://www.ftdichip.com/Drivers/VCP.htm
Windowsなら「2.12.14」をダウンロード。
x86 (32-bit)とx64 (64-bit)は同じもの。
ダウンロードしてからUSBケーブルでモジュールとPCを接続すると、恐らく自動的にインストールが完了する。

その次は、モジュールのEEPROMを書き換えるためのFT PROGをダウンロードしてインストールする。
http://www.ftdichip.com/Support/Utilities.htm#FT_PROG
「FT_PROG is available for download as a .zip file by clicking here.」と記載されているところの「clicking here.」をクリックしてダウンロードする。
ダウンロードしたFT PROGをインストールしてから、PCにモジュールを接続した状態で実行する。
CQ誌の記事に記載がある通り、シリアル信号のHighとLowが反転しているので、FT PROGを使って設定を変更する必要がある。
手順は次の通り。

s-FTPROG01.jpg

s-FTPROG02.jpg

s-FTPROG03.jpg

s-FTPROG04.jpg

s-FTPROG05.jpg

設定変更が完了した時点で、デバイスマネージャーの「ポート(COMとLPT)」でCOMポート番号を確認しておく。

ここまで完了すれば、後はMMTTYの設定をFSK用に変更するのだが、その前にMMTTYのサイトからUSBでFSKを行うためのEXTFSKというDLLをダウンロードして追加する必要がある。
http://www.geocities.jp/je3hht/mmtty/
「DownLoad EXTFSK sample」というところをクリックしてextfsk106.zipをダウンロードする。
Program Filesフォルダーから「MMTTY」を見付けて、ZIPフォルダの中身をすべてMMTTYフォルダーにコピーする。

製作したインターフェースを使用してリグとPCを接続し、MMTTYを起動する。
次の通りFSK用に設定変更する。

s-1_AFC_ATC_PLL.jpg

s-2_送信

s-3_radio_command.jpg

s-4_その他

s-5_USB_port.jpg

s-6_sound_card.jpg

最後に、最小化されている「EXTFSK 1.06」を表示させ、どのシリアル信号に何の機能を割り当てるかを設定すれば準備完了。
これでFSK運用が行える。

s-7_EXTFSK.jpg

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プロフィール

JL3LSF

Author:JL3LSF
1970年生まれ
1984年、大阪府堺市でJL3LSF開局
1991年、イリノイ州シャンペインの消防署でTechnician Plus取得 (N9PLT)
2011年、Amateur Extra取得 姫路で (NA1AA)
2014年、大阪府堺市南区にQSY 開局30周年
2017年、開局33周年
アンテナ
 (1)地上高16.5m 3 element Yagi (for 20, 15 and 10m)
 (2)地上高15m Mini-multiantenna HB18-24X4A (4 element HB9CV, for 17 and 12m)
 (3)Inverted L w/Loading Coil for 80m
 (4)地上高18m Rotatable Dipole (for 40 and 30m)
空中線電力 150Wぐらい
第一級アマチュア無線技士
職業 無線技術者(第一級陸上無線技術士) 選任されている無線局は438局(2016/9/16現在)
旧第一種伝送交換主任技術者
第三種電気主任技術者
専門は物理
以下省略

本業は6mのJCC/JCGハンティングで、昔は自宅からも山からもアクティブにQRV。
しかし仕事でン十kW級の無線を始めてからというもの、しばらくアマチュアを休業。
数年前から段階的にカムバックし、密集住宅街の狭い家から何を思ってか、3.5MHzから28MHzでDXを呼んではガッカリ。
移動運用で狙うDXにも限界が訪れ、2014年4月、遂にたまりかねて高台移転。
やっと普通の弱小局に格上げか???
2014年秋からは小さなタワーに給電してローバンドの運用を開始。
2015年5月からは50MHz用の自作5エレF9FTを使用開始。
2015年8月、F9FTを10MHz用釣竿ロータリーダイポールに交換。
2015年9月、釣竿ロータリーダイポールを7MHz/10MHzの2バンド用に変更。
2015年10月、ローバンド用アンテナをスローパーに変更。
2016年1月、Hexagonal Beamを3エレトライバンダーに交換。
2016年4月、スローパーを撤去して3.5MHz用のロングワイヤーを設置。
3.5MHzのアンテナは随時改修中。

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