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RDP大改修

30m、40mのFT8でVP8PJが交信成立とならなかったことや、色々な不満があると言えばあるロータリーダイポール。
VP8PJがQRTしてすぐに改修に着手。
このRDPは、7、10、14、21、28MHzの5バンド用であるため、エレメント片側にトラップコイルが2つ付いている。
それを7、10MHz専用で使用しているので、片方のトラップは不要。

社長が卒倒しそうな改修のポイントは次の通り。
①14、21、28MHz用のトラップを除去する。
②除去するトラップの代わりに別のアンテナで使用していたアルミパイプを挿入する。
③除去するトラップは7、10MHz用の延長コイルを兼ねているので、給電部に延長コイルを追加する。
④追加する延長コイルは元のトラップ兼用コイルよりも性能を上げる。
⑤10MHzの共振周波数調整は延長コイルの巻き数と給電用リード線の長さで行う。
⑥7MHzの共振周波数調整はエレメント先端にワイヤーを付け足して行う。

元の状態のエレメントと、トラップをアルミパイプに交換したエレメントを並べた。
47.5cm長くなった。
s-DSC_8450.jpg

s-DSC_8451.jpg

s-DSC_8452.jpg

給電部に挿入する延長コイル。パイプはVU50。
この写真では8.5ターンだが、10MHz共振調整の結果3.5Tとなった。
s-DSC_8453.jpg

3.5T確定後、テーピングしたもの。
s-DSC_8465.jpg

完成。
バランとエレメント付け根の間に上の写真のコイルを挿入している(ぶら下げ)。
s-DSC_8466.jpg

全景。
ご覧の通り、RDPだけでなく3エレも社長が卒倒しそうな改造を施してある。
s-DSC_8467.jpg

エレメント先端に追加したワイヤー。33cm程度。
このワイヤーはキャパシタンスハットか? エレメントか?(多分エレメント)
s-DSC_8471.jpg

VSWR。
s-DSC_8474.jpg

s-DSC_8476.jpg

上記、簡単に書いているが、かなり苦労した。
休みの度に雨が降り、雨の止み間に急いで作業。
午後やっと雨が止んで作業していると、キリの良くないところで日没となる。

10MHzの共振調整は、コイルに仮にタップをはんだ付けしておき、タワー上でアンテナアナライザーを見ながらワニ口クリップでタップを切替え。
ターン数が確定すれば、地上でコイルを切ってタップも取って完成形にする。
微調整は、バランとコイル間のリード線をカットアンドトライ。
リード線の長さが決まれば、タワー上で端子を圧着し、保護の収縮チューブをバーナーで加熱。

最後に7MHzの共振調整。
この時点で7.2MHzよりも上で共振していたので、両エレメントの先端に85cmのワイヤーを圧着端子でネジ留め。
タワー上でアンテナアナライザーを見て、ワイヤーをカットするときは、RDPをタワーに沿って垂直に固定して下で切る。
反対側は、当然反対側を下にして垂直に固定して切る。
この作業を繰り返していると、なぜか共振周波数が突然6.5MHzへ!
いくら確認しても間違っていない。
今までのは何だったのか???
ここでワイヤーを大幅にカット。
切っても切ってもまだ低い。
20回はタワーを昇降したかと思うが、何とかバンド内に共振点が来てくれたので終了。
エレメント調整を行った3/15(日)は、気温が低い上に風があり、作業をしているとその風の勢いがどんどん強くなった。
かなりの強風ではあったが、軽いRDPなので何とか作業できたが、寒いどころの騒ぎではなかった。

アンテナ能率の改善が実感できるかどうかは疑わしいが、バンド内どこでもATUで気持ちよくSWRが下がる。
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プロフィール

JL3LSF

Author:JL3LSF
1970年生まれ
1984年、大阪府堺市でJL3LSF開局
1991年、イリノイ州シャンペインの消防署でTechnician Plus取得 (N9PLT)
2011年、Amateur Extra取得 姫路で (NA1AA)
2014年、大阪府堺市南区にQSY
2021年、開局37周年

アンテナ
 (1)地上高14m 3 element Yagi (for 20, 17, 15, 12 and 10m)
 (2)地上高17.5m Rotatable Dipole (for 40 and 30m)
 (3)地上高16m 7 element Yagi (for 6m)
 (4)Shunt Fed Tower (for 160m)

空中線電力 150Wぐらい

第一級アマチュア無線技士
職業 無線技術者(第一級陸上無線技術士 = 昔で言うところの一技) 選任されている無線局は440局(2019/05/01現在) 最大空中線電力50kW
旧第一種伝送交換主任技術者
第三種電気主任技術者
高等学校教諭一種免許(工業)
フルハーネス型墜落制止用器具特別教育受講済
専門は物理
以下省略

本業は6mのJCC/JCGハンティングで、昔は自宅からも山からもアクティブにQRV。
しかし仕事でン十kW級の無線を始めてからというもの、しばらくアマチュアを休業。
数年前から段階的にカムバックし、密集住宅街の狭い家から何を思ってか、3.5MHzから28MHzでDXを呼んではガッカリ。
移動運用で狙うDXにも限界が訪れ、2014年4月、遂にたまりかねて高台移転。
やっと普通の弱小局に格上げか???

*2014年4月24日、6バンドHexagonal Beam設置。

*2014年秋からは小さなタワーに給電してローバンドの運用を開始。

*2015年1月29日、18MHz/24MHz用4エレHB9CVを追加。

*2015年5月からは50MHz用の自作5エレF9FTを使用開始。

*2015年8月、F9FTを10MHz用釣竿ロータリーダイポールに交換。

*2015年9月、釣竿ロータリーダイポールを7MHz/10MHzの2バンド用に変更。

*2015年10月、ローバンド用アンテナをスローパーに変更。

*2016年1月、Hexagonal Beamを3エレトライバンダーに交換。

*2016年4月、スローパーを撤去して3.5MHz用のロングワイヤーを設置。

*2018年6月1日、ローバンド用のリモート局の免許を受ける。給電点海抜高655mのハーフスローパー。恐らく大阪で一番高い。ただし100W。

*2018年9月、台風21号により被災。マストパイプが曲がり、数を減らす目的で3エレトライバンダーとWARCの4エレHB9CVを統合して改造!

*2018年11月6日、リモート局のローバンド用アンテナをハーフスローパーから傾斜型に変更(160m・80m)。給電点海抜高638.5m。スカイツリーよりは高い。

*2019年1月8日、リモート局の160m用エレメントを短縮型からフルサイズ(折り曲げ)に変更。

*2019年5月6日、50MHzの6エレ八木を再設置。

*2019年7月20日、50MHzのアンテナを6エレからブーム長8.7mの7エレに交換。

*2020年12月、1.8MHzタワードライブアンテナ運用開始。ATUで1.9MHzも使用可。随時改修。これにより160mのFT8にQRV可能に。

今思うと、やっぱりHexagonal Beamがいちばん良いような...

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