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CWフィルタ

日々安価なDSPトランシーバで運用していると、受信音の問題で苦労することが日常的なため、せめてオーディオフィルタでも作ろうかと以前から思っていた。
CQ誌2月号にパッシブ型CWフィルタの製作記事が載っていて、良さそうなので真似して作ってみた。

トロイダルコアに長い線を巻くのが手間なうえ、製作記事通りの巻き数ではインダクタンスが全然足りず、線を継ぎ足して巻き足す。
勢い余って巻き過ぎて、また巻き戻し。
L3なんかは600mH出すのにもう何回巻きになったかわからない。
コイルは1日1個作ればくたびれる。
R1とR2は調整した方が良さそうなので半固定抵抗にしたが、結局0Ωが最適だった。
色んな意味で製作記事通りではできないので、かなり難しい。

完成して早速ワッチしてみると、思った以上にロスが大きく、AFゲイン最大でないと使い物にならない。
どこが悪いのやら...
長い巻き線が細過ぎるのか???
しかし、特性は良いようでバッサリ切れる。
特に変なノイズが混ざった信号には効果絶大で聞きやすい。

s-P1030540.jpg


周波数特性を測定してみた。

s-Passive_CW_Filter_f特

低域が盛り上がっているのは測定系の問題で、無信号でもこうなっているので無視。
1.2kHz付近や1.5kHz付近などにある“ヒゲ”も測定系の問題。
700Hzがギリギリ通過帯域からはずれてしまったのと、800Hzのヒゲが気に入らない。
ちょっと調整してみよう。
今更コイルを変更することはできないので、コンデンサで調整するほかない。
測定しながら、手持ちの0.1μF(104)の積セラを適当に既設コンデンサに並列に押し当ててみる。
C3に1個追加すると、800Hzのヒゲがなくなり、700Hzも通過帯域に入った。
念のためもう1個追加してみると、通過損失が若干減ったように見える。
別のコンデンサにも追加してみる。
C4に1個追加してみると、低域の盛り上がりが少し下がった。
同様にC2に追加すると、メチャクチャになった。
追加コンデンサをハンダ付けしてケースに収めると、やはり700Hzが通過帯域からはずれてしまった。
仕方ないのでリグのCWピッチを670Hzにして運用するか。

調整後の周波数特性

s-Passive_CW_Filter_f特(改良後)


外観
s-P1030541.jpg

左のスイッチはスルー機能を付けようとした名残り。

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op-ampで作るのはいかがですか?

1年ちょっと前に、Op-Ampを並べてBPFを作ったことはあります。
あれこれ試したblog記事も書いてましたが、サーバーのディスククラッシュで消えてしまいました。
定数を計算するのは難しいので、以下のページを参照して値を決めました。
http://sim.okawa-denshi.jp/OPtazyuBakeisan.htm
作った感触だと、1段でQを欲張るより、Qは控えめで3段ぐらい重ねるほうがよさそうです。
成果としては、2011年の全市全郡のX35Mにて一応入賞です。(自宅から10m釣竿のLWとフィルターなしのIC-731で参戦)

元ネタはJA9TTT/1氏のblog記事でした。
http://ja9ttt.blogspot.jp/2009/01/hamcw.html

おっ。また、新兵器の登場ですね。

JYEさん、こんにちは。
今回は移動運用で使いやすいように無電源で、またただでさえ訳のわからないノイズにまみれた安物DSPリグで使用するため、ノイズ源をこれ以上増やさないというコンセプトでパッシブタイプに飛びつきました。
IC-731時代のリグならDSPで発生する変なノイズもないでしょうから、オペアンプもいいでしょうね。

RDEさん、電話ありがとうございました。
今度山に持って来ます。
プロフィール

JL3LSF

Author:JL3LSF
1970年生まれ
1984年、大阪府堺市でJL3LSF開局
1991年、イリノイ州シャンペインの消防署でTechnician Plus取得 (N9PLT)
2011年、Amateur Extra取得 姫路で (NA1AA)
2014年、大阪府堺市南区にQSY
2019年、開局35周年

アンテナ
 (1)地上高15m 3 element Yagi (for 20, 17, 15, 12 and 10m)
 (2)地上高17.5m Rotatable Dipole (for 40 and 30m)
 (3)地上高16m 7 element Yagi (for 6m)

空中線電力 150Wぐらい

第一級アマチュア無線技士
職業 無線技術者(第一級陸上無線技術士 = 昔で言うところの一技) 選任されている無線局は440局(2019/05/01現在)
旧第一種伝送交換主任技術者
第三種電気主任技術者
高等学校教諭一種免許(工業)
フルハーネス型墜落制止用器具特別教育受講済
専門は物理
以下省略

本業は6mのJCC/JCGハンティングで、昔は自宅からも山からもアクティブにQRV。
しかし仕事でン十kW級の無線を始めてからというもの、しばらくアマチュアを休業。
数年前から段階的にカムバックし、密集住宅街の狭い家から何を思ってか、3.5MHzから28MHzでDXを呼んではガッカリ。
移動運用で狙うDXにも限界が訪れ、2014年4月、遂にたまりかねて高台移転。
やっと普通の弱小局に格上げか???

*2014年4月24日、6バンドHexagonal Beam設置。

*2014年秋からは小さなタワーに給電してローバンドの運用を開始。

*2015年1月29日、18MHz/24MHz用4エレHB9CVを追加。

*2015年5月からは50MHz用の自作5エレF9FTを使用開始。

*2015年8月、F9FTを10MHz用釣竿ロータリーダイポールに交換。

*2015年9月、釣竿ロータリーダイポールを7MHz/10MHzの2バンド用に変更。

*2015年10月、ローバンド用アンテナをスローパーに変更。

*2016年1月、Hexagonal Beamを3エレトライバンダーに交換。

*2016年4月、スローパーを撤去して3.5MHz用のロングワイヤーを設置。

*2018年6月1日、ローバンド用のリモート局の免許を受ける。給電点海抜高655mのハーフスローパー。恐らく大阪で一番高い。ただし100W。

*2018年9月、台風21号により被災。マストパイプが曲がり、数を減らす目的で3エレトライバンダーとWARCの4エレHB9CVを統合して改造!

*2018年11月6日、リモート局のローバンド用アンテナをハーフスローパーから傾斜型に変更(160m・80m)。給電点海抜高638.5m。スカイツリーよりは高い。

*2019年1月8日、リモート局の160m用エレメントを短縮型からフルサイズ(折り曲げ)に変更。

*2019年5月6日、50MHzの6エレ八木を再設置。

*2019年7月20日、50MHzのアンテナを6エレからブーム長8.7mの7エレに交換。

今思うと、やっぱりHexagonal Beamがいちばん良いような...

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